用語集

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のれん

のれんとは

「のれん」とは、M&A取引において企業を買収・合併する際に発生するもので、買収価格と被買収企業の純資産の価額との差額が一般的には「のれん」に相当します。「のれん」には正の「のれん」と負の「のれん」があり、正の「のれん」は買収価格が被買収企業の純資産の価額を上回っている場合に発生し、負の「のれん」は買収価格が被買収企業の純資産の価額を下回っている場合に発生します。正の「のれん」は会計上、無形固定資産として20年以内の期間にわたって、定額法その他合理的な方法により毎期規則的に償却処理していきます。負の「のれん」は、発生日の属する事業年度の収益として一括処理されます。なお、税務上は、正の「のれん」は、資産調整勘定として会計処理のいかんに関わらず60か月で償却処理し、償却額は損金に算入されます。また、負の「のれん」は、差額負債調整勘定として会計処理のいかんに関わらず60か月で償却処理し、償却額は益金に算入されます。

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