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遺留分に関する民法特例

遺留分に関する民法特例とは

遺留分に関する民法特例とは、中小企業の事業承継が円滑に行われるように支援する経営承継円滑法において創設された制度で、これには除外合意と固定合意があります。
除外合意とは、生前贈与された株式について遺留分算定基礎財産に加えないことを決める合意であり、固定合意とは、生前贈与された株式について遺留分算定基礎財産に算入する価額を合意時における価格で遺留分算定することを決める合意をいいます。この制度の活用によって、生前贈与株式が遺留分減殺請求の対象となることを回避したり、贈与を受けた後の後継者の経営努力による株式価値の増加部分を遺留分算定基礎財産から除外することが可能となります。